2018年04月02日

大学院研究論文を東洋経済に取り上げて頂きました!






京都大学公共政策大学院で執筆した、卒業研究論文を、
東洋経済新報(オンライン版)で取り上げて頂きました!!

東洋経済オンラインのページはこちら
私の卒業研究論文はこちら



タイトルは、「非正規労働者に欠けているものとは何なのか」ということで
もしかしたら、非正規労働者をバッシングしているように
受け取られるかもしれませんが、そうではなく、
非正規社員がどうすれば、よりよい人生、キャリアを
歩むことができるのかというものです。
(タイトルは編集者が作成、文章はライターさんが執筆されました)

もしよければ、ぜひ一度、ご覧くださいませ。
宜しくお願い致します。


なお、今回の研究論文のもっとも重要な分析結果は以下のものです。




重回帰分析により、各要素が、影響を与えているのかを
分析したものです。
結果的には、正社員経験は影響を与えており、
非正規社員は与えておらず、
子育てや自治会、PTA活動は影響を与えているということが
わかりました。


情熱を胸にICON179














  


Posted by 藤井哲也 at 19:00Comments(0)情熱(私の思い)

2018年04月01日

京都大学公共政策大学院を卒業しました!


 






京都大学公共政策大学院を卒業しました
会社経営と議員活動と両立しながらは結構大変でしたが、
卒業できたのも、普段からお世話になっている皆様のおかげです。
ありがとうございます。

2年間の学びの中で、データ分析力やロジカルシンキング、
クリティカルシンキング等を大きく高める事ができ、
雇用対策を中心に公共政策に普段関わる者として、
得られた知見を今後仕事に生かしていかねばならないと、
思いを新たにしています。

研究論文として取り組んだのは、やはり雇用問題。
非正規労働者にとって、どのような活動をすれば、
キャリアアップにつながるのかを研究しました。

前提として研究した、正規社員と非正規社員の間には、
就労を通じて得られる経験の質の差、能力形成の質の差が
あることが分かりました。

その上で、どうすればいいのかを考えて、ひとつの仮説として
分析対象としたのが、「子育て」や「自治会・PTA活動」です。

仕事以外の社会経験は、キャリア論の中では一般的に除外されて
います。つまり仕事で役立つ能力は、仕事(特にOJT)を通じて主に
形成されるという考えです。これが一般的な考えです。

しかしながら、そうではないのではないか??
実際に私自身も子育てや、地域活動を通じて、様々な経験を積むことが
できており、それが仕事にもつかえるのではないかと考えるように
なってきました。

もしこの仮説が正しいのであれば、産休・育休で女性のキャリアは中断する
のではなく、新たな能力形成につながる絶好の機会として捉えられるのでは
ないか、自治会やPTA活動は、生産性がないから、そんなのをやるくらい
なら仕事に没頭したいという通説に対して、そうではないということが
言えるようになると考えます。

研究論文はネット上にアップしています。(こちら


これからは、こうした研究活動も並行して行っていき、
「子育て」や「自治会・PTA活動」が、ビジネススキルの獲得に
つながっていることを、実証していくことにも
取り組んでいこうと考えています。


情熱を胸にICON179










  


Posted by 藤井哲也 at 13:35Comments(0)情熱(私の思い)

2018年02月05日

社会福祉法人経営者協議会で講演。


 先日は、リテンション(人材定着)に関して、

 社会福祉法人経営者協議会様で120分程度の講演の機会を頂きました。

 大変みなさま、熱心に聞いて頂き、質疑もたくさん頂戴しました。

 社会福祉法人は介護施設や保育施設を運営していることが多いですが、

 やはり人材採用難です。好景気の現在は、特にその傾向が顕著で、

 いまいる人材の確保が重要な課題となっておられます。

 少しでも講演が役に立てたとしたら幸いです。

 以下、講演に使用したパワーポイント(40枚程度)の1部です。












情熱を胸にICON179






  

2018年01月22日

雑誌・特別企画記事





雑誌「食品商業」の新年2月号。
特別企画記事を執筆させて頂きました。

スーパーマーケット企業のとるべき採用、育成、定着の正攻法について。古典的理論、最新理論と、現場での経験を踏まえての8千文字の内容です。

もし見かけられましたら、ぜひ手にとってご覧頂けましたら、幸いです。求人難が続きます。いろいろとお仕事の相談を頂戴することが増えています。  

Posted by 藤井哲也 at 18:45Comments(0)情熱(私の思い)

2017年11月22日

「若者のキャリア形成」(OECD編著,2015)


備忘録

p111-112

 若者が労働市場に参入する際、その多くは臨時・派遣雇用契約である。OECD諸国のほぼすべてで、2013年には15歳から24歳の被用者のうち25%が、期間に定めのある契約であった。(図44) 自営を除けばこの割合は多くの国で50%に達し、・・・

 臨時・派遣雇用御契約は大多数のOECD諸国で、働き盛りの労働者よりも若年のほうにはるかに広範囲にいきわたっている。このことが示唆するのは、多くの若い新社会人は、初めは臨時・派遣雇用の契約をようやく勝ち取るのだが、その後何とかしてより安定した職へと移行するということである。これは最近の統計的研究によって裏付けられているのだが、それによれば、臨時・派遣雇用の仕事を受け入れることは、当人のキャリアにおいて後に期間の定めのない雇用のポジションを確保する可能性を減じないか、時にはわずかに高めることもある。しかし、こういった報告が意味するのは、臨時・派遣雇用の仕事が安定した雇用への足掛かりになっているということではなく、ただ単に若者には平均的な。たとえ臨時・派遣雇用の契約で仕事を始めても何とかして意向を果たしているということなのだ。

 臨時・派遣雇用の仕事は一部の労働者にとっては足掛かりかもしれないが、落とし穴になってしまう労働者もいる。ある研究によれば、教育レベルの髙いものの場合には機関の定めのある契約が期間の定めのない雇用のポジションにつながるが、若者や女性、教育レベルの低い労働者にとってはそうはならない。近年の推計ではヨーロッパのほぼすべての国で、ある1年間に臨時・派遣雇用で働いていた労働者で3年後にフルタイムで期間の定めのない契約で雇用されていたものは、半分にも満たなかった。

 「成人スキル調査」が示すところでは、臨時・派遣雇用で働く労働者は期間の定めのない雇用労働者と比べて、認知的スキルを集中して用いることが少なく、そのためにスキルが低下するリスクにさらされる可能性がある。この結果は社会的・情動的スキル、あるいは職業に特有のスキルにおいてはそれほど明確な差はなく、臨時・派遣雇用の労働者は期間の定めのない雇用契約の労働者と比べて就業中に学習することが多いが、自分が影響を及ぼしたり業務に置いて自由裁量の効く集中的に用いることが少ない。
 
 臨時・派遣雇用契約の労働者が職業訓練を受け難い状況だと、労働者の間の契約形態の違いによって、そのスキルの差が拡大することにつながりかねない。これが一部の労働者が不安定な職業から脱することができないもう一つの理由であると思われる。しかし、契約形態の違いが雇用主によって提供される職業訓練の恩恵に浴することができる可能性に及ぼす因果関係は測定が困難であり、それは生産性の低い労働者は、期間の定めのない雇用契約を得る可能性も、雇用主が提供する職業訓練を受けられる可能性も両方低いことによる。「国際成人力調査(PIAAC)」 に基づいた暫定的な分析が示すところでは、臨時・派遣雇用契約で働くことによって雇用主が提供する職業訓練を受けられる可能性は14%も減少する。

 若者は、期間の定めのない雇用よりも臨時・派遣雇用契約である可能性が高いので、経済危機によってウyケル影響が不均衡であった。臨時・派遣雇用契約は、企業によって需要が減少した差異の調整のために、まず最初に利用される。さらに若者は、たとえ期間の定めのない雇用契約である場合でも解雇の危険にさらされる可能性が高いのだが、それはたとえば後入先出の慣習によって、雇用保護法制(EPL)が一般には年齢の高い労働者を優先していることによる。  

Posted by 藤井哲也 at 11:58Comments(0)書籍備忘録