昨日は「偽装採用活動」に書いたのですが、
その中に採用ブランドこそが最も重要であり、そのブランドとは
結局は、会社そのものの良さであるということを書きました。
見掛け倒しの企業は正直多いと思うのですが、
企業様へのコンサルテーション活動を通じて、採用部分だけで
はなくて、やはりその企業の良さをそのままストレートに
学生や若者に伝えていくことの必要性と、やはりその「良さ」を
さらに高めていくことの重要性を感じます。
人事は経営と濃密に絡み合っていると言われていますが、
まさにその通りで、学生や若者に対していい部分だけを見せようと
してもやはり悪い部分も見えてきますし、最近のインターネットが
普及している環境下にあっては悪い情報はすぐに伝播してしまい
ます。
そうしたなか、採用ブランド力をいかに構築すべきかという問題が
ありますが、採用ブランド力とはいったいどのようなものなのでしょうか?
採用ブランド力とは、大きく言ってしまえば「その企業の良さ」×
「その企業の良さの表現力」です。
分解していけばキリがないと思いますが、学生は決して厳しい会社を
敬遠しているわけでも、嫌っているわけでもなく、2ちゃんねるに
出ているブラック企業のほとんどは、見栄えだけ良くしようとしている
企業がほとんどです。
みんなの就職活動日記で厳しい意見が多いのも人事担当者の
行動や考え方に大してであり、その企業そのものへの批判などは
ほとんど見受けられません。
しかし学生は多くの場合、知っている企業を志望する
こととなります。いくら採用ブランド力があったとしても、
認知されていなければ学生や若者からエントリーされることは
ないのです。
日経新聞などでは毎年学生の人気志望企業について
調査をしていますが、上位に来るのは航空会社や
サントリー、松下や東芝などの電機会社や、
大手シンクタンク、金融機関がほとんどです。
知っていてかつブランド力を持っている会社です。
中小企業にとっては、ここでは同じ土俵に立ってしまっては
負けるのは当たり前でしょう。採用ブランド力は、認知度を
含まないのが私なりの考え方です。認知度は地域や学校を
絞って集中的に資源を投下することによって大手や中堅規模
企業にも劣らない広報力を発揮するのです。
しかしその大前提としてやはり「採用ブランド力」が
必要になってくると思います。
長文になっているのでまた「採用ブランド力」について書いていきたい
ですが、すべて書いてしまえば、コンサルテーションの意味がなくなるので
興味がある方や企業様はぜひ弊社までお問い合わせください。
情熱を胸に