採用ブランド力について

藤井哲也

2007年11月20日 21:33


昨日は「偽装採用活動」に書いたのですが、

その中に採用ブランドこそが最も重要であり、そのブランドとは

結局は、会社そのものの良さであるということを書きました。

見掛け倒しの企業は正直多いと思うのですが、

企業様へのコンサルテーション活動を通じて、採用部分だけで

はなくて、やはりその企業の良さをそのままストレートに

学生や若者に伝えていくことの必要性と、やはりその「良さ」を

さらに高めていくことの重要性を感じます。


人事は経営と濃密に絡み合っていると言われていますが、

まさにその通りで、学生や若者に対していい部分だけを見せようと

してもやはり悪い部分も見えてきますし、最近のインターネットが

普及している環境下にあっては悪い情報はすぐに伝播してしまい

ます。




そうしたなか、採用ブランド力をいかに構築すべきかという問題が

ありますが、採用ブランド力とはいったいどのようなものなのでしょうか?




採用ブランド力とは、大きく言ってしまえば「その企業の良さ」×

「その企業の良さの表現力」です。


分解していけばキリがないと思いますが、学生は決して厳しい会社を

敬遠しているわけでも、嫌っているわけでもなく、2ちゃんねるに

出ているブラック企業のほとんどは、見栄えだけ良くしようとしている

企業がほとんどです。

みんなの就職活動日記で厳しい意見が多いのも人事担当者の

行動や考え方に大してであり、その企業そのものへの批判などは

ほとんど見受けられません。





しかし学生は多くの場合、知っている企業を志望する

こととなります。いくら採用ブランド力があったとしても、

認知されていなければ学生や若者からエントリーされることは

ないのです。



日経新聞などでは毎年学生の人気志望企業について

調査をしていますが、上位に来るのは航空会社や

サントリー、松下や東芝などの電機会社や、

大手シンクタンク、金融機関がほとんどです。

知っていてかつブランド力を持っている会社です。



中小企業にとっては、ここでは同じ土俵に立ってしまっては

負けるのは当たり前でしょう。採用ブランド力は、認知度を

含まないのが私なりの考え方です。認知度は地域や学校を

絞って集中的に資源を投下することによって大手や中堅規模

企業にも劣らない広報力を発揮するのです。

しかしその大前提としてやはり「採用ブランド力」が

必要になってくると思います。



長文になっているのでまた「採用ブランド力」について書いていきたい

ですが、すべて書いてしまえば、コンサルテーションの意味がなくなるので

興味がある方や企業様はぜひ弊社までお問い合わせください。

                         情熱を胸に


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