神奈川県ウェブサイトに就職氷河期世代支援に関する寄稿コラムを掲載して頂きました!

藤井哲也

2020年11月27日 11:56



神奈川県の就職氷河期世代支援に関して、これまで2回セミナー講師をオンラインで務めさせて頂いてきました。
おかげさまで好評を頂戴したようで、追加で2回(12月と来年1月)にも、登壇のオーダーを頂戴いたしました。

就職氷河期世代支援で重要な視点は、もちろん就職氷河期世代当事者のがんばりという面もありますが、もう一方では企業・事業所側のマイナスイメージの払しょくという面も重要です。

就職氷河期世代というネーミングそのものがマイナスの印象を与えるものとなっていますが(なんて寒そうな名前なんだ!)、実際には、才能を秘めた方が多くいます。私も滋賀県の就職氷河期世代支援の現場で、働かせて頂いており、それを痛切に実感しているところです。ただ、本人たちは、なぜか自己肯定感が低い方も多く、経歴や能力、ポテンシャルをうまく表現できず、自分を低評価してしまっています。実際、多くの企業では、職務経歴書を見て、面談設定もなし、または面談しても採用まで至らないことが多く、そうしたことをこれまで何度も何度も経験してきた、当事者たちは、自分たちを卑下してしまう気持ちも十分に分かります。

実際、氷河期世代といっても、千人いれば千人違うわけで、やる気もない人もいれば、とても一般就労に耐えられないという方もいるのも実感ですが、そうではなくて、ほとんどの方が、なんらかの得意なことを持っており、就労意欲自体はもっており、また実際に活躍できるポテンシャルを持っておられる方も見受けることができます。

そうした人材をいかに採用することができるか。その支援に当たって、求職者支援と同様に、企業が持っている固定観念を打破することも大変重要なポイントだと思います。そうしたことをお伝えすることがセミナーなどでできれば、大変ありがたいなと考えており、できるだけポジティブに氷河期世代のことを考えて頂けるようにお話をさせて頂いております。

今回、神奈川県のお取組の中で、コラム寄稿の機会も賜り、神奈川県のウェブサイトに記事を掲載して頂きました。
恐縮するばかりです。
「かながわ正社員就職プロジェクト」ウェブサイト

これまで時事通信社発行の紙面や、パブラボやYahoo!!ニュース、アゴラなどのWEB媒体でも、寄稿記事を掲載して頂きましたが、今回は行政のウェブサイトということで、若干、内容は堅めとなっております。しかし、内容については思いを十分に込めさせていただき、上にも書いたように、できるだけ神奈川県内の企業・事業所さんが、就職氷河期世代の採用に前向きになって頂けるように記載をさせて頂きました。
もしよければ、ぜひご覧くださいましたら幸いです。

滋賀県でも現在、就職氷河期世代支援について、面白いプロジェクトに取り組まさせて頂いております。
あらためて本ブログでもご報告していきたいと思います。

              
藤井哲也






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