2009年07月27日
就職活動での“安定志向”は身を滅ぼす
おはようございます。パシオの藤井です。
いつのまにか7月も本当に月末に近づいてきました。
今年は昨年対比2倍くらいの目標を設定しているので、ガリガリやりきらねばと思います。
毎月追い込みます。
さて、採用活動支援や新人の教育プログラムの運用支援を継続的に
させていただいているのですが、マスメディアでもよく言われていますし、
実際によく接しているのでわかりますが、学生や若者の「安定志向度」は
確かに高まっているのがわかります。
こうした時代だからこそ、より大手企業、より有名企業、安定企業に
入社して路頭に迷わない人生を歩まなければならないという意識が
強く働いているからでしょう。
分からないでもないですが、安定企業や有名企業や大手企業は
いつまでも安定企業や有名企業や大手企業というわけでもありません。
そして何よりもそうした企業に入っても自分自身が能力形成をでき
なければ、いつ放り出されるかわかりません。そうした時代です。
安定志向は何を重視しているのかといえば、その企業の将来性、
特に「この会社はつぶれにくい、コストカット、リストラをやらないだろう」
というものです。
コミットメントの考え方から見れば、「功利的コミットメント」が働いて
います。「功利的コミットメント」は本来、就労モチベーションにはつなが
りにくいとされていますが、モチベーションアップに繋がらなければ
結局、能力形成や組織の生産性向上に寄与しない(=自分の評価は
低くなる)ということになります。
また自分が思い描いていた将来像とは異なることがえてして多いので
「功利的コミットメント」の根源たる将来への期待は早々に裏切られる
というか現実を知ることでショックを受けると思いますので、組織への
帰属心は早期に低下してしまう恐れが多いでしょう。
総合すれば、「安定志向」は能力形成につながらず、
自分の評価も高まらず、早期離職の危険度を増すことにつながり、
身を滅ぼすということになるでしょう。
就職活動で大切にすべきことは、その会社がどれくらい
安定しているのかや有名であるのか、ブランド力があるのか、
大きい企業なのかではなく、自分のやりたい仕事が出来るのか、
会社の経営理念に共感を覚える事が出来るのかや、
尊敬できそうな先輩や上司が多そうなのかどうかという視点です。
わが社は2003年に会社を作って、数年間は学生向け、若者向け
就労支援サービスをやっていたのですが、ここ5年くらいはずっと
企業様向けの人事支援サービスを展開してきました。
しかし、本来は学生向け、若者向け支援サービスもやっていきたい
(情熱を持ってイキイキと働ける社会作りに取り組むという経営理念
があるからです)と思っているので、そうしたサービスの復活や
サービス開発も視野に入れていこうと考えています。
情熱を胸に
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Posted by 藤井哲也 at 07:12│Comments(2)
│情熱(私の思い)
この記事へのコメント
はじめまして、googleアラートで引っかかり、拝読いたしました。
おっしゃるとおりですね。ぜひ若い人たちにはチャレンジ精神を持って自己成長を目指し、企業に縛られる安定志向ではなく挑戦志向であってほしいと私も思います。なかなか難しいですが(笑)
おっしゃるとおりですね。ぜひ若い人たちにはチャレンジ精神を持って自己成長を目指し、企業に縛られる安定志向ではなく挑戦志向であってほしいと私も思います。なかなか難しいですが(笑)
Posted by 松本孝行 at 2009年07月28日 13:22
松本孝行様
コメントありがとうございます。なかなか難しいですが、私も挑戦志向であってもらいたいと思っています。ブログ拝見しました。価値ある情報発信だと思います。
私も参考にします。
藤井哲也
コメントありがとうございます。なかなか難しいですが、私も挑戦志向であってもらいたいと思っています。ブログ拝見しました。価値ある情報発信だと思います。
私も参考にします。
藤井哲也
Posted by 藤井哲也 at 2009年07月31日 11:28
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