2010年09月07日
中小企業が販路を世界へ広げるためには
人材ビジネスをさせて頂いていますと、日本の雇用の受け皿の
少なさに驚くことが多くあります。大阪ならまだしも、
本拠をおいている京都は商圏も小さいので、サービス業の経営は
かなり厳しい状況です。観光都市と言っても、1年間で5000万人。
これはディズニーランドの2500万人と比べてみても、あまりにも
少ない観光客である。
観光で儲かるのは、お寺(無税!)と、旅館・ホテルおよび清水寺や
京都駅周辺の飲食店だけである。
京都には日本を代表するメーカーもある。
任天堂、京セラ、村田製作所、日本電産、ワコール、ローム、オムロン。
しかしこれらの大手企業は、京都財界で力はあるが、雇用する人数は
それほど多くない。生産拠点を府外や海外に移しているからだ。
京都に限らず関西の中小企業は疲弊しきっている。
昨日も京都商工会議所の方がお越しになって話させていただいたが、
もはや京都の産業は荒廃しつつある。この地を見限って府外に拠点を
移す企業が出始めているし、そうしなければ企業は存亡の危機を
早晩迎えることになるだろう。大手企業の経営者にはその切迫感は
分かっていないとは行政関係者の言葉。
中小企業は、販路を海外に向けるべきである!
まずは中国。人口13億人の市場はすさまじい。
ようやく内陸部への流通網もできはじめてきたそうだ。
イトーヨーカドーだけではなく、ローソンも進出を検討し、
滋賀県の平和堂も百貨店を展開している。
しかしこの巨大市場は世界から名だたる企業が進出を
控えている。いわば各国の代表によるワールドカップだ。
ここで勝ち抜くのは難易度が高いといわざるをえない。
中小企業にとっては資本を投下して戦うべき市場ではない。
あくまでも流通網にのって商品やサービスを展開するのに
注力した方がいい。
そしてアジアでいま熱い!!!と私が感じているのは、
ベトナムである。

wikipedia によるベトナムの説明
人口8500万人。平均年齢27歳。
GDPは世界46位。(45位はチリ、47位はペルー)
まだまだ経済は未成熟である。しかしこの国はこれからだ。
建設もこれからだし、流通網の整備もこれから、社会インフラもこれから、
衣料需要もこれから、すべてがこれからの国である。
もし、中国やベトナム、アジアへの販路開拓に関心を持っておられるならば、
私自身が非常に興味を持っていて開催を決めた、
「アジアビジネス&ツイッタービジネスの最新事情を知る」セミナーに
参加いただければと思っています。(残席わずか)
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世界に目を向けたい。
情熱を胸に

Posted by 藤井哲也 at 18:30│Comments(0)
│情熱(私の思い)
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