2011年09月18日
ジョンおっさん逝く
今回のブログは個人的なものです。
先々週金曜日9月9日。
実家で最愛の愛犬、「ジョンおっさん」が逝きました。
私が大学生のときに家に来て以来、多くの思い出が残ります。
昨年くらいから徐々に散歩の歩く距離が落ち、
頭にできもの(良性腫瘍?)ができたり、足腰が弱くなってきていました。
人間の年齢で言えば90歳くらいらしいです。
病気は癌です。
頭の腫瘍が癌化したのか、まぶたのところにも今年の春くらいに腫瘍ができ、
そして2、3ヶ月ほど前に唇と歯茎のところに腫瘍ができました。
そして8月に入ってからは食べるたびに歯茎のところの腫瘍から血が出て、
食べにくそうになりました。
フェイスブックにも容態が悪くなっていっていることを記載していましたが、
それを見てくださった大先輩から良い病院があるということを8月に教えてもらいました。
しかし、もはやその段階でジョンおっさんは長時間(4~5時間)の乗車に堪えられる
体力はないと判断し、病院にはいかず緩和ケアにすることになりました。
9月初旬、まだ暑さが残る日、体調が悪くなったと聞き、9月5日の朝、見にいきました。
息もかなり苦しそうでした。天寿が近いと感じ、火曜日6日にちょっと高かったのですが
おいしそうなフードをもっていってやりました。4袋。
ジョンおっさんは、ゴールデンレトリバー。
非常に頭がよく、こちらの言うことは大体理解しています。
不思議なものです。言葉が話できなくても、コミュニケーションはとれるものです。
こちらが言いたいことは伝わるし、ジョンおっさんが言いたいことも理解できます。
しかし体調を考え、ずっとおいしいものを与えてやらず、乾き物のドッグフード
ばかりでした。最期くらいはおいしいものを食べて欲しいと思いました。
幸い、6日、7日は涼しい日が続きました。
体調もよくなったようでした。8日の朝は久しぶりに自分で立って
トイレにもいけたそうです。ただ8日から気温があがり、9日は残暑厳しい日になりました。
そして9日の夕方。
ジョンおっさんは、それまでの荒い息遣いをやめ、穏やかになりました。
もうがんばらなくてもいいと思ったとわたしは感じています。「そろそろいいだろう?」と。
それから、私の母が異変に気付いて介抱しているうちに、5、6度と痙攣をおこし、
最後の痙攣のあと、呼吸が止まりました。17時30分頃。
私に連絡が入ったのは17時40分頃。
その日のうちに実家に帰り、ジョンおっさんの姿を見ました。
穏やかです。永眠。
私が買ってきたおいしいフードはちょうど9日に全部食べきったそうです。
最後の最後まで食欲は旺盛だったそうです。
実は私なんですが、9日の16時頃からずっと頭が重いというか、
左肩が重いという症状が続いていました。そして夜からは痛みが激しくなり、
寝るのも苦労するくらいでした。
次の日もそれが続き、夕方頃、ふと思いました。
ジョンおっさんがのしかかっているのかもと。
そう思った矢先、「がんばれよ!」という声というか、何かが聞こえ、ふっと
さっきまでの肩の痛さ、頭痛がなくなりました。
あまり、霊とかそういったものは信じませんが、実際に自分に起こったことなので
信じないわけにはいきません。よいように捉えればそれまでですが、
きっとジョンおっさんが最後に言い残したことがあって私のところに来ていたとしか
思えません。時間がないので早く気づけとばかり、どんどんのしかかってきていた
ように思います。
一部始終は一緒にいた嫁さんが見ていたので事実です。
がんばらねば。
がんばらねば。
Posted by 藤井哲也 at 18:30│Comments(0)
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