2007年11月19日

偽装採用活動

偽装という言葉をよく聞きますが、

偽装といえば、「偽装工作」のような言葉が思い浮かびます。

偽装して陽動作戦を取って実は違う目的を持った部隊が

本当の目的遂行のために行動するようなことだと思うのですが、

そのほか人事や雇用の問題では「偽装請負」という言葉が

ちょっとまえ取りざたされていました。




偽装請負とは、請負契約ではあるが実際には現場の指揮監督

のひとの監督下にあり指示命令されることがあるれっきとした

派遣就労契約のことをさしたと思うのですが、企業にしてみれば

請負契約の方が、安かったり使いやすかったり、人を変えられたりと

メリットが多いのですが派遣契約になってくると、雇用契約期間が

決まっていたり、問題が生じた時は使用者である派遣受入れ企業に

問題が生じたり、また柔軟に人の入れ替えができなかったり、

そのほか、1年以上の契約を超えて同部署で同作業に携わる

ことができなかったりとデメリットも多いようです。そのようなことから

偽装して請負契約で就労するということになってくるのですが、

今回は食品に関することで多く見られるようになりました。


なぜこれほどまでに食品に対する偽装が一気に表面化してきた

のかといえば、中国製の食べ物への不信感であったり、

食育教育の促進であったり、メタボリックという言葉がはやって

健康的な生活をしていくことの意識が高まってきたからだと

思うのですが、そうしたことは別として「ブランド」と思われていた

企業の体質が実はたいしたことがなかったということを

国民が思いしる機械になってきたのではと思います。


食品は特に飲み物に対して私は非常に注意をしているのですが

そこらへんにうっている缶コーヒーとかの原料とかを見る限り

普通に飲めるものがないことが残念です。大概は、かなり

体に悪そうなものが混入していたりします。



ブランドはやはりあくなき品質追求にあると思っており、

見せ掛けの“ブランディング”などは決して長続きしないと

思います。そのように考えれば、採用現場においても

偽装している企業がいかに多いかと感じざるを得ません。

変に着飾って会社説明会や合同企業説明会で学生を

だましたり、変にホームページや求人サイトではいいところばかり

を見せて、悪いところは見えないようにしておくことが露骨な

企業も多くあります。すべてを見せることは当然できないかと

思いますが、そうした部分を知らないまま入社してしまう

学生にとっては悲劇そのものです。

偽装採用活動は、告発されることはないと思うのですが、

人事担当者の責任は重いと思います。このような風潮の会社

はそれこそネット上ではブラック企業扱いされているのでそれほど

長続きはしないと思うのですが、これからの採用活動においては

やはり真のブランド作りを経営者が中心となって行っていかなければ

ならないと強く感じます。

                       情熱を胸にICON179



Posted by 藤井哲也 at 19:25│Comments(0)情熱(私の思い)
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