2007年11月20日
採用ブランド力について
昨日は「偽装採用活動」に書いたのですが、
その中に採用ブランドこそが最も重要であり、そのブランドとは
結局は、会社そのものの良さであるということを書きました。
見掛け倒しの企業は正直多いと思うのですが、
企業様へのコンサルテーション活動を通じて、採用部分だけで
はなくて、やはりその企業の良さをそのままストレートに
学生や若者に伝えていくことの必要性と、やはりその「良さ」を
さらに高めていくことの重要性を感じます。
人事は経営と濃密に絡み合っていると言われていますが、
まさにその通りで、学生や若者に対していい部分だけを見せようと
してもやはり悪い部分も見えてきますし、最近のインターネットが
普及している環境下にあっては悪い情報はすぐに伝播してしまい
ます。
そうしたなか、採用ブランド力をいかに構築すべきかという問題が
ありますが、採用ブランド力とはいったいどのようなものなのでしょうか?
採用ブランド力とは、大きく言ってしまえば「その企業の良さ」×
「その企業の良さの表現力」です。
分解していけばキリがないと思いますが、学生は決して厳しい会社を
敬遠しているわけでも、嫌っているわけでもなく、2ちゃんねるに
出ているブラック企業のほとんどは、見栄えだけ良くしようとしている
企業がほとんどです。
みんなの就職活動日記で厳しい意見が多いのも人事担当者の
行動や考え方に大してであり、その企業そのものへの批判などは
ほとんど見受けられません。
しかし学生は多くの場合、知っている企業を志望する
こととなります。いくら採用ブランド力があったとしても、
認知されていなければ学生や若者からエントリーされることは
ないのです。
日経新聞などでは毎年学生の人気志望企業について
調査をしていますが、上位に来るのは航空会社や
サントリー、松下や東芝などの電機会社や、
大手シンクタンク、金融機関がほとんどです。
知っていてかつブランド力を持っている会社です。
中小企業にとっては、ここでは同じ土俵に立ってしまっては
負けるのは当たり前でしょう。採用ブランド力は、認知度を
含まないのが私なりの考え方です。認知度は地域や学校を
絞って集中的に資源を投下することによって大手や中堅規模
企業にも劣らない広報力を発揮するのです。
しかしその大前提としてやはり「採用ブランド力」が
必要になってくると思います。
長文になっているのでまた「採用ブランド力」について書いていきたい
ですが、すべて書いてしまえば、コンサルテーションの意味がなくなるので
興味がある方や企業様はぜひ弊社までお問い合わせください。
情熱を胸に

Posted by 藤井哲也 at 21:33│Comments(0)
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