2008年05月23日

PASIO行動指針2【謙虚さを持つ】

パシオの行動指針2つ目にもってきているものは、

【謙虚さを持つ】という項目です。



実はというか、このブログを以前から読んでくださっている方であれば

ご存知だと思いますが、私には尊敬する人がいます。

前職の上司であるTさんですが、人間的に非常にすばらしく、

この人から教わったことは現在も私の心に行き続けています。

その方が常々言っておられたのが「自信と謙虚さを持て」というものです。

パシオの行動指針の一つ目は「自信をもつ」ではありますが、

2つ目の行動指針「謙虚さを持つ」はこの1つ目の行動指針の対に

なっている項目です。


謙虚さを持つということはこれも非常に難しいことだと思います。

自信家であり謙虚であるという人を見たことがありますでしょうか。

ないならすぐに思い浮かぶでしょうか?私にはなかなか思い当たりません。

自信だけという人もいますし、この人は本当に謙虚だが自信満々と言う人も

なかなかいないように思います。



自信と謙虚さというものは相反するものだからでしょうか?

いやそうではないと私は思っています。

自信と謙虚さというものは両立するものであり、謙虚さが過ぎれば

惨めさが伴いますし、卑屈になってしまいます。かといって自信だけがあれば

先にも書いたようにやはり傲慢になってしまいます(自分ではそう感じていなくても)。



謙虚さを持つことはリーダーとして、人の上にたつ人間にとって最も大切な

事柄ではないかと思っています。人の意見を聞くその姿勢、部下や社員など

のことを理解するそして理解してもらうための努力、同じ目線に立ってわかり

やすい言葉で伝えられるコミュニケーション、すべてにおいて求められることであり、

上から目線のマネジメントはいずれ破綻してしまいます。

かといって、単なる卑屈なマネジメントであれば、それはそれで舐められてしまう

でしょう。毅然として対面し、そして人の話を聞く、人の意見を聞く、そして受け入れる。

これは人として成長するために絶対必要なことだと思います。


「ファウスト」の中で、メフィストフェレスは最高だと言った瞬間にその命を

奪うという趣旨の契約をファウストと交わしました。すべてにおいて最高である

ということはありえず、完璧ということはありません。そう思った瞬間、すべてが

とまり、すべてが終わると思います。謙虚さは向上させるための薬であり、

謙虚さは物事を動かし人を動かすためのエンジンだと私は思います。


                              情熱を胸にICON179
Posted by 藤井哲也 at 00:16│Comments(0)情熱(私の思い)
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