2008年08月23日
辞める7つの理由:Reason#7
【Loss of Trust and Confidence in Senior Leaders】
部署責任者やマネージャーが信頼や信用を失うことは離職行動に繋がります。
上司もまたしかり。ビジネスは信用・信頼で成り立っているのは周知の事実だと
思いますが、従業員に対する関係性というのも同様であり、これなくして関係構築は
できないでしょう。いかに利害関係があるとしても、それをお互いが享受できなければ
関係構築は不可能です。本章ではそうした点についてのリテンション対策をとりあげて
みたいと思います。
■Engagement Practice#1
Inspire Confidence in a clear Vision, a Workable Plan ,
and the Compentence to Achieve it
仕事を達成する能力がなければ部下から信頼されることはありません。
何よりも部下からの信頼を得ることができる方法は仕事ができるコンピタンスを
持っているかどうかなのです。そして明確なビジョンを持っているかどうかでしょう。
昔は専門的な知識経験、能力がリーダーには必要とされていましたが、現在では
必ずしも能力が卓越している必要はないでしょう。オーケストラの指揮者のように
全体を統率し、バランスをとりながらチームを勝利に結びつけることができるかどうかが
現代のリーダーに求められている人物像ではないでしょうか。
ここで何点か、不信感や疑念をリーダーに対して発する時のサインについて書かれていますので
これも紹介したいと思います。
・上司による新しい方針の発表の後、熱狂があまり沸き起こらないとき
・上司がコントロールする仕事や考え方について不満や質問が増えてきている時
・社員がグループで不平不満を言ってくるとき
・従業員満足度調査によって士気に問題が顕在化してきたとき
・退職者インタビューやサーベイによって上司の不満が増えてきた時
・目に見える抵抗があるとき
情熱を胸に
Posted by 藤井哲也 at 23:55│Comments(0)
│リテンション(人財定着)
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