2008年03月31日
戦いいまだ終らず名言集7

・「わしのカンは絶対正しいと思うとる。近々ドルは暴落する。そのとき受ける
損害を考えれりゃ、7%くらい高い金利を払っても十分に価値はあるんじゃ。」
・「わしらは企業家じゃぞ。企業家っちゅうもんはおのれの生存を政府なんかに
頼っちゃいかんのじゃ」
・「大企業のお偉いさんは楽じゃのう。あれだけドジっても、何のお咎めもないんじゃから」
「でもあの方たちにはビジネスの本当のおもしろさはわかりませんでしょう」
・「企業は遠足じゃないんだ、手を取り合って気持ちよい雰囲気にひたってたらやられち
まうんじゃ!企業は殺るか、殺られるかの戦争なんじゃ。その戦争に勝つためには
誰かが指揮官として全責任を負って統率していかにゃならん。その指揮官は従業員
とその家族の人生に対して全責任を持つんじゃ。その責任を持ちたくない連中が
合議制などというて逃げ道をつくっとる。そんなのは経営者じゃない。あんたが今
常務として普通の従業員よりも多く給料をもろうておるのはなんのためじゃ。重い
責任をおうてるからじゃろうが。民主主義というてその責任を逃れるんならあんたは
給料ドロボーと同じじゃ。あんたのような人からみたらわしは独裁者かもしれん。
しかし、わしは今まで会社をつぶしたことは一度もない。民主主義などとのたまう
経営者が会社をつぶすのをわしは何度も見てきた。倒産した会社の従業員と
その家族が流す血の涙も見せられてきた。そのたびにわしは誓った。いくら憎まれ
てもいい、ののしられてもええ、わしのところで働く従業員たちとその家族には
決して涙は流させまいと。」
情熱を胸に

2008年03月31日
戦いいまだ終らず名言集6

・「弱小企業が生き残るには徹底したコストダウンしかないのだと米蔵は強調した」
・「これでもしわしが御殿のようなところに住んでめかけを囲っていたら、従業員も
ついてくるわけがありませんがな。従業員に厳しさを追求するには、まずわしから
自分自身にきびしくせなあ、ケジメがつきませんからのう。」
・「危機に直面した企業というものには必ず共通点があった」
「まず放漫経営である。・・・・・・・・・・・放漫経営に並んで多いのが、組合の
ゴリ押しによる経営悪化であった。」
情熱を胸に

2008年03月31日
戦いいまだ終らず名言集5

・「しかし、300万円くらいではどんな事業をするのにも心もとない。事業を戦争に
たとえるなら金は弾薬である。弾薬は多ければ多いほどいい。さしあたって
は手元の300万円を何倍かにふくらませるのが急務である」
・「お宅へ行けばいずれは社長になれるでしょうな。しかし、それは所詮サラリーマン
社長でしょうが。わしは誰にも雇われたくないんですわ。自分で自分の会社をもつ
経営者になるんです」
・「企業に民主主義なんちゅう言葉は通用せんのじゃ。企業は戦争なんじゃ。民主的に
やってたら勝てんのじゃ。民主的経営なんちゅうのは自信のない連中が責任回避の
ためにやるこっちゃ。ここの経営はわしが全責任をもってやっとる。その代わり、
つぶしたり、従業員を路頭に迷わすようなことは絶対にせん。」
情熱を胸に

2008年03月29日
戦いいまだ終らず名言集4

「増資は攻撃続行と同じだし、他業種は戦線拡大を意味するな。しかし、攻撃
を考える前に防御を考えなきゃならん。これは軍事戦略の基本だからな。
これを無視して日本は失敗した。防御がいくら万全でも、さらに考えなければ
ならないのが退却だ。物事がうまくいっているときには、誰も退却のことなど
考えない。しかし、戦闘ではいつ何時流れがかわるかわからない。そのとき
退却を考えていない軍は惨めな敗北を味わう。その典型的な例が、ヒットラーで
あり、ナポレオンだった。・・・・・・・・・・・・・・・・最高の防御は最高の攻撃につな
がるというのがあらゆる戦略の基礎なんだ」
「中尉の目が大きく見開かれた。食い入るようにその写真を見つめていた。そして
全身の力を振り絞るかのような声で言った。『純子、お父さんは・・・』そこまで
言うと中尉は目を閉じた。その目は再び開かれなかった。」
「シベリアで生き抜いてきた自分にしてみれば、これからの人生で直面する
困難などなんでもない。再び中尉の笑顔が浮かんだ。『中尉殿、わしは
やりますぞな。中尉殿に誓ったとおり、わしは日本一の経営者になります
んじゃ。どうか見守ってつかあさい』」
この小説に出てくる主人公は実在の人物 坪内寿夫をモチーフにしていると
いわれています。熱きこの本から感じるパッションは読むたびに私を奮い立たせて
くれます。情熱的でかつ闘争心あふれるそんな生き方をしたいと感じるのです。
情熱を胸に

2008年03月29日
戦いいまだ終らず名言集3

「まず日本はアメリカという敵を知らなかった。彼らの力、国民の性格、世界観
などを全く理解していなかった。同時に自分たちの持つ力や置かれた立場も
理解していなかったんだ。もし日本の力を本当に知っていれば、またアメリカの
力を正確に理解していたなら、あんな戦争に踏み切れるわけがなかった。資源
や食糧の面から見てもその差は歴然としていた。それらを大部分海外に頼らね
ばならない日本にくらべてアメリカは完全自給ができた。石油備蓄百日くらいで
戦争が勝てるわけがないんだ」
「これから日本の再建にたずさわる者は今までと百八十度発想を変えて世界に
目を開いていかねばらなん。それには若い血を大いに登用することだな。
彼らの活力と創造力で日本を若返らせるんだ」
「わしは学問はそれほどありませんから、世間で言う経営学など身に付けておりません。
しかし わしにはこのシベリアで之経験があります。どんな学校でも習えんようなことを
ここで習いましたわ」
「がまんですな。・・・・・・・・・忍という字を見直しました。心の上に刃がある、ちょっとガタ
ついたらその刃が心を切りますわな。これを知っていれば、大抵のことに耐えていける。
これからわしは“忍”という言葉を自分の信条としていくつもりですわ。もちろん忍だけで
商売が成功するとは思いませんがのう。しかし精神的土台としては最も大事なものと
思いますわな。あとは戦略さえしっかりしていればええんじゃないですかのう。その戦略
を作るには中尉殿のような相談相手もおりますしな」
情熱を胸に