2008年10月15日

フラット化する社会のリテンションマネジメント

世界はフラット化するといわれている。

経済の国際化が広がり、国家間の垣根は

低くなる。知識労働者の移動はこれまで

以上に多くなり、情報が世界のいたるところに

拡散し、そしていたるところから発生する。

勤労意欲が旺盛な発展途上国から驚異的な

世界標準となりうる商品やサービスが生まれる

可能性も高いとされているし、英語が国際通用語

として広がるなか、英語を使用することができるかは

フラット化する社会の中でも重要な要素であると

言われている。



フラット化していく社会の中でリテンションマネジメントは

どのような位置づけにあるのだろうか。単純に考えれば

国家の壁を乗り越えて集まる優秀な人材を逃さない

取り組みが必要になる。ある知り合いの調査によれば

シンガポールでの就職希望ランキングによれば

日系企業への就職希望者は上位200社に1社も

入っていなかったという驚愕すべき事実を聞いた。

日本企業の国際競争力が驚くべきスピードで凋落して

きている。英語を使用しない、世界的に見れば

日本語という日本でしか使用されない言語を使った

コミュニケーションをマネジメントの現場では求められる

ことや、日本企業の競争力低下からくる報酬額の低下、

マネジメントや技術といった知識財産の習得も欧米や

中国の企業に比較して相対的に低くなってきていると

いえる。


一時的に採用できるかもしれないが、フラット化する社会の

中では長期的に優秀な人材が組織に定着しなければ

採用コストおよび離職コストCOTが増大してしまう。



現在進めているリテンションマネジメントガイドブックの制作に

あたってはそうした点にも対応できるような原則論から、

実践的な対応策までをまとめている。乞うご期待。

                      情熱を胸にICON179





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