2008年12月10日

造語【新入リーマン】

第2新卒という言葉が、一般的認知を得つつある。

第2新卒とはリクルートが創出した言葉で、事業を大きくするために

新卒でもなく、中途でもないそうした間の層の求人市場を形成するためであった。

第2新卒者のイベントや求人サイトの管理に携わることもあるが、

やはり圧倒的に企業の考えているニーズとは異なることが多い。

そう考えると、第2新卒という市場を作り出し、

ほとんどキャリアを持たない人材でもなんとか就職できる環境を整備した

という意味において、リクルートのやったことに意義はあるが、

安易に転職しようとする意欲を引き出しているという点で、リクルートの

罪は大きい。





当社がやっている事業は「リテンションマネジメント事業」である。

リテンションマネジメント(企業の成長にとって欠かせない人財の定着)は

人材の流動化時代の到来において大きな時間軸の中で、ここ数十年は

かわらないことである。

離職問題に関わる中で、自由に組織間を移動することは全く問題ないと

考えるが、その組織間の移動においてキャリア形成がうまくいかない場合、

私は大きな社会的問題となる素地を創っていくことになると感じる。



やはり入社してろくに仕事もできない間に転職活動をしてしまうのが問題であり、

次の職場でも活躍の場がないまま、もしくは転職活動さえうまくいかずに、

年齢と共に成長が停滞してしまう。

新入り社員(入社して1~3年目くらいの社員)で、ある一定の閾値(いきち)とでも

いうべき水準にレベルが到達していなければならない。そうした社会的問題を

解決するのがリテンションマネジメントの一側面である。



そうした閾値に達していない社員のことを総称する言葉がないかと考えたのですが、

            【新入リーマン】
                   (呼び方:しんいりーまん)

である。



新入リーマンとは、「入社して間もない社員~1人前レベル社員」を指す。

サービス産業であれば、おおよそ2年~3年目、技術職であれば3年目~10年目くらい

であろうか。そうした人たちを指す言葉としたい。



                                情熱を胸にICON179




Posted by 藤井哲也 at 20:42│Comments(0)情熱(私の思い)
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